実はここ最近、HUAWEI P10をEtorenで購入したものの、配送までに結構時間がかかってしまい色々あってキャンセルしました。
そんな中、購入後、キャンセル後に複数の人に「HUAWEI P10は今”やべー”からやめとけ。メモリが云々…。(意訳)」という指摘を受けました。中には中国人らしき人からわざわざ日本語に翻訳してもらった上でTwitterのDMも受けました。
まぁ、熱心なアンチも居るもんだなぁって最初は思ったんですが、調べてみると
色々と”やべー”ことになってるらしいので簡単にまとめます。
何が起こってんの…。
簡単に言えばロットごとにRAMやROMの種類が異なることがあると言うこと。すごく大げさな言い方をすれば同じメーカー、同じ型番、同じ構成のパソコンなのに内蔵ストレージがSDカードのロットと、SSDのロットがあった何て言い方をすれば分かりやすいんでしょうか。まぁ、流石にそんなパソコン前代未聞ですが。
P10に搭載されるSoCはKirin 960。公称のスペックではUFS 2.1とLPDDR 4へ対応しているということになっています。
追記:擁護するつもりはありませんが、あくまでSoCがスペック上対応しているというだけで、P10がUFS 2.1とLPDDR 4採用とは書いてないはずです。
しかし、P10の一部のロットでは古いのeMMC 5.1、LPDDR3を採用したものが存在してると言うこともあり、中国のSNSを中心に世界的に問題とされています。
これに対して、HUAWEIは下記の通り釈明
今話題になってるそれは嘘じゃないよ。でも、我々の中での基準値を満たすしっかりとしたメモリとかを使ってるから無問題!
確かにベンチマークじゃスコアに差が出るけど、それがユーザーに与える経験に差として出ることは無いと思うんだ。安心してね!(勿論意訳)
また、中国向けに販売されているモデルではデフォルトでGoogleアプリはインストールされていないのですが、それに代替してHUAWEIが運営するアプリストアが存在します。そのアプリストアから一部のストレージのベンチマークテストソフトをリジェクト(削除)。
どんぐらい影響出るの?
最大で書き込みに10倍レベルの差が出るとか。まぁ、最大の差とはいえ、これはヤバいですよ。だって、コレまでこの手の中の部品のメーカーが違うみたいな件は結構あったんですが、そこまで差が出るなんて事はごく稀。少なくとも私は聞いたことがありません。
確認の仕方は?
A:端末エミュレータを利用する例
109,351
価格:無料 平均評価:4.4(109,351)
この手のこの手のアプリをインストールして起動後に下記のコマンドを入力してEnterします。
ls /proc/fs/ *
で、結果が
/ proc / fs / f2fs
みたいな形で出てくるんですが、それの後ろに「sd」ならUFS、「mmc」ならeMMCとのこと。
アップデートで無効化されてたりするかもしれないので、ダメだったら下記の手順で試すことも出来ます。
B:ベンチマークテストのスコアを参照する
Androbench (Storage Benchmark)
947
価格:無料 平均評価:4.1(947)
コレをインストールします。ベンチマークテストを行って、一番上の値(恐らく「Sequential Read」のこと)が何かで判断するとのこと。
600~…UFS 2.1
400~600…UFS 2.0
200~…eMMC 5.1
※一応、何回か測定してみましょう。
交換は…。
恐らく応じません。だって、メーカー的に問題ないって判断された上での搭載なので。
なのでおみくじ状態です。Xperiaではディスプレイおみくじなんて一時期存在していた記憶がありますが、アレは最悪フィルターなり設定なりで多少は改善できますが、これは分かりません。
また、別の件で修理に出した際にストレージが変わる可能性もないとは言えないことも考えられます。当たりを引いた方は大事に扱ってください。
買うのは待ち?
でしょうね。今後どうなるかは知りませんが、HUAWEIも中々面倒なことをやってくれたなと言うのが個人としての感想です。敢えて今更P9でも買おうかなとここ最近考えるようになりました。
[…] メモリ処理速度のテストは、Hey,Blog Write by konicos.Since 2017.を参考にさせて頂きました。 […]
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